2022年11月6日(日)にメンタルヘルスマネジメント検定試験Ⅲ種の第33回公開試験を受験したので、その経験をまとめておきます。
ちなみに会場は東京の国士舘大学世田谷キャンパス34号館でした。広大なキャンパスの端の方にあるので、行かれる方は時間に気をつけて下さい。
試験概要
- 対象 一般社員
- 試験日程 年2回(3月と11月)
- 受験料 5,280円
- 合格基準 70点/100点満点
- 合格率 71.2%(2021年度の第31回試験)
きっかけ
時間的に余裕があったので、何か役に立つ資格を取ろうと思い立ちました。資格ガイドを読み資格を物色していたら、「メンタルヘルスマネジメント検定(セルフケア)」があることを知りました。
私は若い頃、仕事からくるストレスで鬱になり、退職して長期の無職の時期を経験するなど、しんどい思いをしました。あのような経験は二度としたくないと思っています。
この検定はセルフケアに関する知識を得られるとのことなので、受験を決意しました。
受験するメリット
公認心理師の赤田太郎さんのYoutubeにもありますが、以下のようなメリットがあります。
- 自分の劣悪なストレス環境に気づくことが出来る
- ストレスに強くなりメンタルヘルス低下を回避できる
- 企業にとってもメリットになる
- 助けを求められるようになる
身体の健康法と同じように、心の健康法であるメンタルヘルスマネジメントも非常に大切です。にもかかわらず、学校や日常生活では教わることがありません。皆さんもこの検定を通し、学ばれることを強くお勧めします。
受験対策
【ゼロからⅢ種合格(全41回)】(Ⅰ種Ⅱ種も含む) - YouTube
赤田太郎先生がYoutubeチャンネルで対策の動画を公開されています。私はこの再生リストの動画全て及び下記の書籍を利用しました。
テキストは読んでいると眠くなるので、赤田先生の動画は大変役に立ちました。
なるべく費用を安く抑えたいと思い、最初は「過去問題集」「これだけ覚える」だけで済ませようと思いましたが、知識をきちんと身につけようと思い「公式テキスト」も購入しました。トータルで約6千円も掛かりましたが、買って良かったと思います。
受験当日
- 試験開始時刻は13:30。最寄り駅から歩いて12時ちょっと過ぎに国士舘大学世田谷キャンパスに到着したが、34号館はそこから徒歩10分位掛かった。
- 開始1時間前だったが、会場前には予想に反して非常に多くの受験生がいた。
- 入室開始は12:45。入り口に貼られた部屋割り表で、自分が入る部屋番号を確認する。
- エスカレーターの幅が狭いため、長蛇の列が出来る。私は13時過ぎに入室。受験生は若い人が多い。感染対策のためか、座席は格子状になっている。
- 13:30から説明が始まる。遅刻者対応と間違いを避けるためか、注意事項が繰り返しアナウンスされる。
- 解答用紙、問題用紙が配布される。全受験者に用紙が配られ、13:51から試験開始。時間は2時間で、開始30分後から退室できるとのこと。
試験を終えた感想
- 1時間ちょっとで回答を終え、退室した。
- 合格ラインである7割は超えられたと思う。
- 9割程度は見覚えのあるものだった。問題集を読んで出る問題を把握し、ガイドブックで理解しておけば合格できると思う。見たことのない問題は、身につけた知識から解いた。
- 久々に試験を受け、学生時代を思い出すことができた。試験終了後の開放感は、いくつになっても良いものだ。
- 受験生は若そうな人が多かったが、どこでこの試験を知ったのかが気になった。
得られた知識
- 悩みを溜めこむことは良くない。相談先は様々にあるので、早めに相談をする。
- 悩みを聞いてくれる仲間が大事。
- 困っているときに助けてほしいと思っているだけではダメ。ギブアンドテイクの精神で、困っている人がいたら助けてあげる。
おわりに
私のようにならないため、ひとりでも多くの社会人にこの検定を受け、セルフマネジメントの知識を身に着けて頂きたいと思います。ハラスメントや過労死などの悲しいニュースが減ることを願っています。
謝辞
赤田太郎先生の親しみやすく分かりやすい動画のお陰で、孤独な受験勉強を続けることが出来ました。ありがとうございます。